業界スコープ

当時の文字入力環境について

時代は昭和から平成になりましたが、時代は平成に入りますと、入力環境にも
大きな変化が現れたことを覚えております。
前回の記事で筆者が富士通のOASYS100シリーズを使用していることを書き
ましたが、当時巷には各社のワープロがありました。

89年当時生産されていた各社のワープロの名称等
 富士通 OASYS 100 30 From等
 NEC N5200・文豪
 東芝 トスワード・ルポ
 カシオ カシオワード
 キャノン キャノワード
 パナソニック パナワード U1
 ソニー プロデュース
 サンヨー サンワード
 シャープ 書院
 ミノルタ ワープロエース
 日立 ワードパル
 リコー リポート
製品名等の名称は各社の登録商標となっております。

各社が低価格のワープロの開発と販売が行われたことによって新たな問題が
浮上してきたのであります。
それはと言いますと、「各社のFDに記録されているフォーマットと仕様が違う」
という問題です。
各社が独自の機能を実現するために、独自に開発したフォーマットには各社との
互換性がなく、データを共有したりすることができなかったのが最大のネックで
あったことを覚えております。
こういった状況の中で次第に出版各社がこぞって原稿を書くためにワープロ
使い出したことから写植業界では様々な問題が起き始めていたのは事実で
あります。
それはと言いますと「文字抜け・化け」と「各社のFDのデータが読み出せない」という
問題なのであります。
このため、写植業者と印刷業者と出版社の間では度々文字化けやFDのデータが
開かないといったトラブルが発生し、双方共に悩まされたのも事実であります。
この問題は印刷や出版の業界だけでなく、一般の企業を巻き込んだ厄介な事で
もあったのであります。

この現状を救ったのが、「ワープロMS-DOS変換ソフト」だったのです。
当時、どこの会社にもPC-9800シリーズがあったことから、これらのソフトを駆使して
MS-DOSテキストファイルに落とすという手法がありました。
ですが、当時の変換ソフトは精度が悪く、一部のメーカーのワープロから文字データを
引き出す際に文字化けや抜けを起こすものが一部にあったのも事実でありますが、
PCとワープロと相互にやりとりする際に変換ソフトに装備されております変換テーブル
機能をカスタマイズする手法で対策したり、化けたり抜け落ちたデータをプリントアウトした
原稿と照合して打ち直しするなどの新たな作業が増えた事を覚えております。
ですが、この変換テーブルの操作設定の方法があったことから、筆者はこれらの機能を
巧みに操ることによって後に大きな手法の開発に役立つ事になるとは思っても
いなかったことを覚えております。

MS-DOSは米国Microsoft社の登録商標です。



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2012/06/03(日) | 仕事/公務編 | トラックバック(0) | コメント(0)

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