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【自作】簡易アーク溶接機を制作しました

先日の取材カーの大規模修理の際にハブベアリング着脱工具のボルトを
誤って壊してしまいましたので、筆者が簡易アーク溶接にて修理を行い
ましたが、その後、YouTubeで大人気の某氏が様々な物を制作して発表
しているのを見ているうちに筆者の心に「作りたい」と云う衝動にかられて
しまいました。


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修理完了のボルト 修理が完了したハブベアリング着脱工具のボルト

今回、筆者・編集部では今回の修理を機に、溶接での修理が増える事が
予想される事から新たに簡易アーク溶接機の制作をする事にしました。

溶接コード

充電器SC1200とバッテリー接続コード 新たに新調した溶接コードとバッテリー充電器等

制作費用明細


使用方法ですが、
1.アースを対象物にグリップで接続する

2.バッテリーを直列3個接続し、ナットを閉め込む(直列つなぎ)
バッテリー接続の模様 写真をクリックすると、接続の詳細がご覧頂けます。


3.+と-のそれぞれのバッテリー端子にソケットを接続する

4.溶接棒をガスバーナーで軽く炙り、溶接棒を乾燥させる
ガスバーナーRZ820 新富士バーナー製 RZ-820(パワーガス装着)
ここが非常に大事です。アークスタートが良くなります。

5.溶接棒をホルダーに取り付けて溶接を開始する

という手順になりますが、パイプ等で溶接電流が強くて穴が開く場合は
バッテリーを2個にしたり、溶接棒の太さを変える等して調節してみて下さい。
筆者も完成後に覆面トラックのミラーステーの修理を行ってみましたが、
溶接棒を炙っていなかったため、アークスタートが悪かっただけでなく、パワーが
強く、パイプに穴が開きましたので24Vに落とす等の苦戦を強いられましたが、
十分に修理をする事ができました。

今回の制作において、バッテリーと間に接続ソケットを取り付けたのかと云い
ますと、大量に長時間溶接をしなければならない場合に建機レンタル会社から
レンタルした溶接機(バッテリー式 エンジン式 AC式)を接続できる様にして
おきました。
この事により、短時間は編集部のバッテリーで長時間はレンタル溶接機での
使い分けが出来ますので大変便利であります。
溶接の試験では、1.4mmの溶接棒を使用しておりますが、聞くところによりますと、
2~2.6mmの溶接棒が使用可能(バッテリー次第)との事ですので、活躍の場が
広く、応用が効きますので非常に便利になりました。

そして今回、新たに新型の充電器も導入しました。
今までの充電器はご存じの通り、2011年の震災の非常電源を確保するために
旧式の物を使っておりましたが、バッテリーが3台と増え、充電する際の電流が
足りなくなりましたので、全自動式の大容量の物を用意しました。
これにより、12Aの電流が取れるようになりましたので、大型トラックのバッテリー
でも充電が可能ですので、将来的にはバッテリーの大型化も可能かと思います。


便利な簡易アーク溶接ですが、読者の皆様が行う場合、労働安全衛生法第59条に
指定されている有害危険業務に該当する作業に指定されており、非常に危険が
伴いますので、自己責任において行って頂きたいかと思います。
筆者の場合、アーク溶接特別教育と低圧電気取り扱い(FULL版)の資格を所持して
おりますが、読者の皆様が行う場合は、必ず上記の資格を取得した上で、ベテランの
指導の元に行ってください。

細かい注意事項はこちらをご覧下さい。

読者の皆様には安全に作業をして頂ければと思っております。
ご安全に! でお願いします。





重要な注意事項

以下の事は基本的な注意事項ですが、注意を怠ったり、誤った方法を行うと
重大な事故(死亡・大きな傷害)の原因になりますので必ずお守り下さい。

・やけどに注意
 溶接時の火花や溶接中後の対象物は非常に高温になっておりますので
 やけどには十分ご注意下さい。
 革手袋の使用をお薦めします。

・スパッター(溶接カス)除去時は保護めがねをお使い下さい。
 目にこれらのカス等が入りますと、非常に危険ですので保護めがねを
 お使い下さい

アーク溶接特別教育と低電圧取り扱いの特別教育を受講して下さい。
 アーク溶接は労働安全衛生法第59条によって危険有害業務の指定を
 受けておりますので、安全のためにも特別教育を受講して下さい。
 溶接には大量の電流が流れますので、併せて低圧電気取り扱いの
 特別教育(開閉操作限定版でないFULL版)も受講して下さい。

 
 筆者が過去に資格取得でお世話になった学校です。
 こちらの学校でも特別教育が受けられますのでよろしければ
 お問い合わせ下さい。

  日立建機埼玉教習センター(草加市)

  技術技能講習センター(練馬区)

  但し、上記の2校の低圧電気の特別教育は開閉器操作限定となります
  ので以下の学校を(活線実技つきのFULL版)おすすめします。
  コベルコ教習所(市川市) 

     尚、筆者はアーク溶接と低圧電気の特別教育は事業主が
     実施し、資格を得ております。



 特別教育を受講できる学校は技能講習を受け付けている教習所(要・問い合わせ)
 建設系労働組合や建機リース会社が一般的ですが、学科の一部として
 工業高校や自動車等の専門学校等の教育機関で取得できる場合が
 あります。
 その他にも特殊な場所での取得先として自衛隊や海上保安庁等の官庁や
 一部の少年院や刑務所でも受講できます。 
 
 受講後、必ず慣れるまでは溶接のベテランの指導の元に作業を行ってください。

・溶接時のアーク光を直接見ないで下さい。
 アーク光には有害な紫外線が大量に含まれておりますので直接見ないで下さい。
 目の内部がやけどする(通称・目玉焼き)等の疾病の原因となり、最悪の場合、
 網膜剥離等を起こし、失明に至る原因にもなりますので、溶接をする方以外は
 溶接をしている場所に立ち入らないで下さい。
 溶接をされる方は必ず保護面をお使い下さい。
 特に初心者の方は自動遮光型の保護面をお使い下さい。

・当編集部の溶接機にはヒューズ等の安全装置は一切ありません。
もし、溶接棒が対象物等にくっついて しまった・赤熱した場合は速やかに
溶接棒をホルダーから外して下さい。

 大量の電気が流れており、バッテリー破裂等やホルダーの故障の原因となり、非常に
 危険です。

・テスター等でバッテリーの電圧をよく確認してから作業を行ってください
 バッテリーが10.5V以下になりましたら速やかに充電を行ってください。

 無理に使用すると、溶接棒がくっついてしまうが起きやすくなるばかりでなく、
 バッテリーの破裂やバッテリーの寿命を縮めます。

・溶接作業が終了したら、速やかにバッテリーを充電して下さい。
 次回使う際に溶接ができなかったり、バッテリーの寿命を縮めます。

バッテリー充電時には液量の点検と補充を
 行ってください。

 液量不足のまま充電したり、使用をしますと、バッテリーが破裂等したり、
 バッテリーの寿命を縮める事になりますので、充電時には必ず液量の
 点検とバッテリー液の補充をお願いします。

・溶接を行う場所からバッテリーを離して下さい。
 溶接時に水素ガスが発生しますので、引火による爆発事故防止のため、
 溶接している場所からバッテリーを離して下さい。
 遮蔽物を設置すると、安全性が高まります。

・溶接棒は使用時のみホルダーに取り付ける
・溶接機を使用しない時、現場を移動する場合は必ず溶接棒をホルダーから
 外し、溶接コードをソケットからを外して下さい。
 特に溶接棒がついたまま移動等をしますと、感電や思わぬアークの
 発生等で事故の原因の元になり、大変危険です。

溶接時、換気にご注意下さい。
 溶接時には水素ガスやヒュームガス等の有害なガスが発生しますので
 換気には十分ご注意下さい。
 
溶接時は溶接に対応したマスクをご利用頂くと共に周囲の換気をして下さい。


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2018/03/25(日) | 編集部の模様替え/修理等 | トラックバック(0) | コメント(0)

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