業界スコープ

特殊な降ろし方(つり上げ編)

先日の事ですが、夜中に某百貨店から店舗で使う什器(じゅうき)を
搬出しましたが、この什器はとても特殊で高額であり、重量も200Kg近く
あり、トラックに乗せるのに大人6人がかりで大変でした。
ところが、筆者の会社の倉庫へ降ろそうとしましたが、人数が足りませんので
筆者は知恵を絞って一人で降ろすことにしました。

降ろし前
トラックから降ろす前の特殊什器<(筆者撮影)


この什器ですが、宝石店等で商品を陳列するための物ですが、足の部分が
アルミ製の猫足という形状で出来ており、引きずったりしますと容易に破損する
という注意がお客様から出ておりました。(すでにお客様側で破損されたそうです)
この什器は上部は四方をガラスで囲まれているだけでなく、下部には照明付き
の看板もあり、よく使う手段でありますフォークリフトで下部を持ち上げますと
飛び出しているスリムライン蛍光灯を破損したり、商品が転倒して破損する恐れが
あるというとっても扱いに厄介な商品です。

スリムライン
飛び出しているスリムライン蛍光灯
恐ろしくて下からフォークリフトで持ち上げるわけにはいきません。


そこで筆者はどのような手段を使ったのかと言いますと、玉掛けをして
フォークリフトで吊り出すという手段を使いました。
そもそも筆者は玉掛け1t未満の資格を持っていますので、持っている資格を
使わなければ宝の持ち腐れでしかありませんので早速、吊り出し作業を
行いました。

筆者は玉掛け1t未満及びフォークリフト1t以上の資格を有しております。
この有資格の作業経験は15年以上あります。


工具
使用した工具
トラックロープ(20m)
  筆者からのお願い
   トラックに乗るなら(車種を問わず)必ず1本は載せておいて下さい。
   ロープを用意しておけばいざというとき役立ちます
   シャックルも(3分相当)2つありますと、とても便利です。

・ラッシングバー(1本)
 ちなみにラッシングバーは1本当たり800Kgの重さに耐えることができます。


トラックからの降ろし
吊り出し作業中
玉掛けからフォークリフトの運転までの全てを筆者が行いました。


この状態で吊り上げ、そのまま倉庫へ格納しました。

吊り左
倉庫の格納場所へ到着の模様です。
ご覧の写真は、左側です。


吊り右 右側の吊りの模様です。

吊り前
正面側です。

どうして、今回、ラッシングバーを使ったのかと言いますと、足の部分に
そのままロープ等を掛けて吊った場合、上部のガラスを破損する恐れがあり、
危険だということで、水平に吊り上げる必要があったからなのであります。
危険を回避するためこのような手段を取りました。
今回は、緊急で筆者が有り合わせの道具を使って行いましたが、法的に
言いますとグレーゾーン状態でありますので、
もし、読者の皆様が行う場合は玉掛けやフォークやクレーン等の資格の他に


車両等
フォークリフトのクレーンアタッチメント
トラック式クレーン又はキャリアクレーン

用具等
天秤バー
玉掛けワイヤー2本(高さに合ったもの)
・スリングロープ2本(商品の大きさに合ったもの)

毛布等のあてもの


等を準備の上で行って下さい。
そして、商品は水平に持ち上げることをお願いしたいかと思います。

この仕事のために筆者は深夜の大捕り物状態になり、エライ目にあいましたが、
商品の破損もなく無事に倉庫に格納することができました。
先程、法的にグレーゾーンと書きましたが、知識や技術のない方は決して
マネをして吊り上げ作業を行わないようにお願い申し上げます。
万一、無資格でこれらの作業を行い、事故が発生した場合、編集部としましては
責任を負いかねます。


あくまでもこれらの手段は有資格者による緊急手段としてお考え頂きたい
かと思います。


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2013/11/16(土) | トラック/自動車等 | トラックバック(0) | コメント(0)

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